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  マンガでわかる名城塾流勉強法

【第1話】伸びる授業とは!

【第1話】 伸びる授業とは!(PDF)

 

「自分で勉強」の前に「授業で理解」

 勉強は最終的には「自分でがんばる」ものです。でも、最初から自分一人でやるというのは無理な話です。漢字の練習や計算問題ならばひたすら一人でできますが、それを踏まえた発展的な問題はそうはいきません。いくら素晴らしい参考書があったとしても、わかりやすい先生の説明にはかないません。まさに「百聞は一見に如かず」ですね。問題集をひたすら解くのはあくまでも授業の後。まずは授業でしっかりポイントを理解することが大事なのです。

 そして、授業をする先生の仕事は解き方を教えることだけではありません。設問に込められた「意義」や「意図」を伝え、今後どの方向へつながっていくのか、そこまで進んでいく方法・手段はどうすればいいのかなど、もっと広い意味での「道」を照らしてあげることなのです。目の前の問題の解説をして、公式などのポイントを教えるだけなら、塾に来る必要はありません。参考書で十分です。塾に通うからには「自学自習」では得られないものを手に入れてください。

 


【第2話】問題を解くときは……

 

【第2話】 問題を解くときは…(PDF)

 

「点」ではなく「線」

 マンガでサクライ先生が「答えがでればそれでいい」とハナコちゃんに話していますが、ある意味でそれは真実です。入試では答えが間違っていれば点数はもらえません。とくにマークシート式なら、過程がどうこうの話ではありませんよね。でも、メイジョー先生が言っているのは「普段の勉強」での話です。普段から考えることを放棄してしまっては、決して成長することはありません。

 よく言う「間違った勉強法」のひとつに、「暗記型勉強法」というものがあります。これはサクライ先生が言うように「出る順に暗記する」というものです。もちろん、暗記なしに学力アップはありえません。大事なことを「覚える」というのは勉強の基本中の基本です。問題なのは「『なぜ』を無視して暗記する」ことなのです。

 例えば、円周率は3.14……ですが、これはみなさん「暗記」していますね。では、【円周率】とはいったい何なのか、覚えていますか? 「なぜ」3.14……という数値を導き出す必要があったのでしょうか?

 この「なぜ」の部分をしっかり理解できている生徒は、応用問題にも臨機応変に対応することが可能です。たとえばそれを踏まえて「じゃあ、円の周囲の長さはどうすれば求められると思う?」と質問すると、「そんなの直径に3.14……をかければ出るに決まってるじゃん。」という答えが返ってきます。円周を求める公式なんか教えていなくても、彼らは当然のように自分で「解き方」を導き出し、「点」だった記憶を「線」へと成長させることができるわけです。(※円周率とは直径に対する円周の比率のことです。つまり直径の3.14……倍が円周になるということです。)

 ところが、いわゆる「暗記型」の勉強法で高校受験をクリアしてしまった生徒は、円周の長さの求め方を自分で導き出すことができません。なぜなら、そういう生徒にとって円周率とは〈3.14……以外の何ものでもない〉からです。残念ながら、彼らにとってはせっかく暗記したものが次につながることのない「点」で終わっているのです。

 この「なぜ」の理解の積み重ねがジワジワと後から響いてきます。暗記する量が比較的少ない高校受験はなんとかなったとしても、大学受験はそうはいきません。膨大な暗記量が受験生を待ち受けています。それをいちいち「点」で記憶していたら、メモリがいくらあってもたりません。「点」から「線」へと発展させることができるのは、解き方の「暗記」ではなく解き方の「理解」なのです。

 ダメな塾の先生は「この問題はこう解く」と教えます。いい塾の先生は「この問題の意義はここにある」と教えます。そしてもっといい塾の先生は「この問題をこう解く意義が、ここにつながる」と教えてくれるのです。

 

 


【第3話】個別授業の真実

 

【第3話】 個別授業の真実(PDF)

 

個別指導の功罪

 2000年代に入ってから、少子化の影響もあって個別指導がはやっています。先生を自分一人で独占できるというのは、やはり魅力的なことですね。確かにクラス授業だと「ちょっと待って、そこどういうこと?」と授業を止めるわけにはいきません。でも個別指導ならすぐに先生に質問もできます。こういう融通がきくのも個別指導ならではです。この点ではクラス授業よりも明らかに優れています。ですからマンガの中にあるように、極端に学力が高いor低い場合は、「かゆいところに手が届く」という意味で、かなり有効なシステムといえるでしょう。

 しかし、せっかくのシステムもきちんと活用されていなければ、単なるお金の無駄遣いです。

 まず、よくある無駄な個別のシステムは「先生がコロコロかわる」というもの。かわる理由はどうにでも言えますが、これははっきり言って塾側のシフトの問題である場合がほとんどです。このほうが講師を手配するのに都合がいいのです。言い換えれば、たまたまシフトに入っている講師がたまたま授業のある生徒を塾側がすり合わせているにすぎません。これでは残念ながら先生と生徒が理解しあうことは不可能です。個別授業最大のメリットである「先生が生徒の習熟度をはかりながら、生徒に合わせたオリジナルのカリキュラムを」という授業は絶対に成立しません。表面的な浅い内容で時間が過ぎていくだけです。名城塾の個別指導が完全担任制なのはこの問題を無くすためです。

 また、よくある間違った個別授業の活用例としては「自分がわからないところを個別で教えてほしい」というものがあります。おそらく多くの個別指導で行われていると思われますが、実はこれが一番成績が伸びません。正直、教える側はラクです。その場で問題を解きながら、ちょこちょこそれっぽいポイントの説明を付け加えれば授業らしくなるからです。授業展開や説明方法を練るといった、授業の準備もいりません。マンガでいうと、サクライ先生の後輩の例ですね。実はこの話は、名城塾の卒業生がとある有名な塾でアルバイトをしていた時の実体験なんです(笑)。しかし、これは個別指導でよく陥りがちな失敗を犯しています。「目標達成に向けた戦略」というものが存在していないのです。定期テストの成績アップといった小さな目先のものならまだ通用しますが、高校合格、さらにその先の大学合格を考えていくとなると、「今何がどれだけ足りないのか」をしっかり把握して一つ一つクリアにしていく必要があります。「わからないところを」というやり方では、「じゃあ、これ以外のところは本当にできているのか?」が確認できません。それを防ぐためにはある程度のガイドラインに沿って段階を踏んで進む必要があるのです。この点ではクラス授業のほうが優れています。年間を通したカリキュラムに沿って授業が行われるので、必要事項を履修し忘れるということがありません。もし万が一、授業で分からないところがあれば、個別料金など支払わずに授業の前後に質問をすればいいのです。質問はタダです。名城塾には自習室と職員室をしょっちゅう行ったり来たりする生徒がたくさんいます(笑)。ですから極端な学力差がない限り、クラス授業を受講しているほうが間違いはないといえます。

 このように、「個別指導だからクラス授業より成績が上がる」という発想は間違いです。すべては授業の内容次第なのです。クラスメイトに刺激を受けながら、負けまいとがんばって(orあせって)成績が伸びてゆく生徒もたくさんいます。いろんな意味でクラス授業は刺激があるものなのです。「夏期講習会は無料だからいろいろ試してみたけど、二学期から受験までを計算してみたらお金がすごくかかる……」という保護者の悲鳴も耳にしますので(泣)、よくよく考えてから本当に自分に必要な授業スタイルを選択しましょう。