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名城塾から東大に現役合格した宗形翼君から、喜びの声と後輩たちへ贈る言葉をいただきました。

―まずは東大現役合格、おめでとうございます。

「ありがとうございます。」

―どうですか、合格した今の気分は。

「いや、めちゃくちゃ気分がいいです。ホントに。あんまりそう見えないかもしれないですけど(笑)。」

―そうですね(笑)。あまり感情を表に出さないタイプですよね。

「まあ(笑)。」

最初から成績が良かったわけじゃない

―宗形君はいつから塾生なんでしたっけ?

「中学3年生からですね。」

―どうして名城塾を選んだんですか?

「いや、選んだというか、正直勉強することがキライで(笑)。だから名城塾を選んだ決め手になるような理由はこれといってなかったんですよ(笑)。なんとなくです。」

―塾に通いたくて通ったわけじゃないと(笑)。でも、中学生が最初に塾を選ぶ時はそういう感じが多いですよね。友達が通ってるからとか、テレビでCMをやってるからとか、大手の塾だからとか。授業の中身は関係なしってパターン(笑)。で、CMもやってないし、大手のチェーン店でもない、名城塾に通ってみてどうでした(笑)?

「そりゃ大正解でしたよ、東大に合格もできましたし(笑)。名城塾に通い始める前は東大なんて夢にも思いませんでしたから。」

―どうして?

僕は名城塾に通い始めた頃は、新教研の福島高校の合格判定はCとかDでした。だから、そもそもまずはがんばって福高に入らなきゃってレベルだったんで。

―びっくりだね(笑)。じゃあ、ごく普通の人だったんだ。

「そうですね。一般人です(笑)。正直中学生のころはテストの成績は全然良くなかったです。勉強してなかったですし。」

―ゲームしてる方が楽しいもんね(笑)。

「そうですね(笑)。」

―でも、それは今成績が伸び悩んでいる生徒にとっては、すごく頼もしい応援のエールになると思うよ。

道具は使いこなしてこそ価値がある

―名城塾が過去に輩出した東大合格者は、名城塾超特進コース出身が多かったんだけど、宗形君は違うんだよね。

「そりゃあ、中学生の頃はそんなレベルじゃなかったですから。名城塾の『超特進コース』っていったら、名前だけのハイレベルクラスってわけじゃなくて、なんかホントに頭いいひとばっかり集まってるって感じで。……やっぱり敷居が高かったですね(笑)。実際、僕の学年でも『超特』にいた生徒たちは福島高校に入ってからも上位をキープし続けてましたし。でもまあ、名城塾の授業は『超特』じゃなくても福高に合格するのに充分な内容でしたしね。」

―じゃあ、最初はそんなに成績が悪かったのにどんどん伸びていった理由は何だと思いますか?

「やっぱり、名城塾の授業の内容ですよね。名城塾は問題集や宿題を大量に与えて、ひたすら数をこなしていくような授業じゃないんで。それなら塾に行かないで自分でやった方がマシですし。他にも、黒板で生徒に問題を解かせて先生がマルをつけるみたいな授業とかあるじゃないですか。これになんの意味があるんだろうって感じの。それに対する先生の説明も問題集の解説とあんまり変わんない、単なる答え合わせのレベルで。自分で解説読んだ方が早いんですけどってツッコミたくなるやつです。ああいう授業を受けてると『手抜きしてないでもっと本質を突いた解説してくれよ!』って思います。みんな思ってても誰も言わないですけど(笑)。ああいうのとは根本的に違う。名城塾の授業には他にはない『なるほど』って感じがあるんです。

―「なるほど」って感じって、何?

「なんていうか、よくある普通の授業でも、道具の使い方までは教えてくれるんです。ナイフは物を切るものですとか。こんな風に切りますとか。それだと『ふーん』て感じなんです。まあ、そこまでの解説を聞いていても充分先生の腕の差は出ますんで、多くの生徒が「授業がわかりやすいかどうか」を判断するのは、このレベルでの話なんだと思います。でも、名城塾の授業はそのさらにずっと上のレベルでの話なんです。例えば、ナイフはどんな場面で使うのが最も有効かとか、切るときの角度や力の入れ具合はどれがベストかとか、この状況でナイフを使う意義とか、むしろノコギリの方が効率がいい場合とか。道具の使い方をわかりやすく教えてくれるのは当然で、どうやったらそれらを上手に使いこなせるようになるのかまで掘り下げて教えてくれるんです。これだと『なるほど』って感じになりますよね。」

―なるほど(笑)。

「『このパターンの問題はこの公式を使えば解ける』っていうのが普通の授業ですけど、名城塾の授業では『この公式をこの場面で利用する意味は何か』とか、『この例題をもとにした解法が今後どう活かされることになるのか』とか、こちらがその先が知りたい!って思ってしまうような内容なんです。だから知識欲というか、向上心みたいなものがくすぐられて、自然と自分から勉強するようになっていきました。まあ、名城塾の先生方は授業に対してストイックなんで、サボると怖いですしね(笑)。」

高校入学後に改めて実感する「違い」

―高校合格後はどんな感じで勉強していたんですか。

「名城塾は高校生対象の授業も評判が高いんで、そのまま継続して受講してました。今考えると高校に入ってからも継続して名城塾の授業を受けていたから良かったんだと思います。

―お世辞がうまくなったな(笑)。

「いや、ホントですよ(笑)。僕はそんなに真面目に勉強する方じゃないんで、ある程度強制的に塾で勉強する時間があった方が良かったんです。授業でわからなかったことも名城塾で質問して理解できましたし。個別ブースに区切られた自習室も自由に使えるんで、授業がない日はそこで勉強したりしてました。わからなきゃすぐ質問できる先生がそろってますしね。『学校の勉強が忙しいから塾に行けない』っていう人もいますけど、それは単に効率が悪いだけなんじゃないですかね。塾の自習室で学校の勉強をして、それを塾の先生に質問したっていいわけですし。」

―じゃあ高校生になってもうまく塾を活用できてたんだね。

「はい。高校の授業を受けていても、中学生の時に名城塾で習った『考え方』がそのまま通用するんです。中学生の時に叩き込まれた『視点』で問題を見るというか。『ああ、あの時先生が言ってたのって、こういうことか!』って、高校の授業ですごく感じる。だから名城塾の授業って、むしろ高校入学後にそのすごさが実感できるんですよ。名城塾の先生方は大学受験まで担当している『本当のホンモノ』なんで、こういう授業が可能なのかなって思います。『高校入学後に成績が悪くなった』っていうやつがいますけど、それは中学の時に受けていた授業が悪いんだと思います。高校受験の塾選びって、後々まですごく影響が大きいので、重要なことだと思いますよ。友達とかCMとかに流されて選ぶのはもったいないと思いますよ。まあ、僕もあんまり人のこと言えないですけど(笑)。」

―来たくて来たわけじゃないもんな(笑)。

「そうですね(笑)。ラッキーだったんですね(笑)。」

偏差値40台からの東大合格

―そんな感じでうまく塾を活用しつつ、受験の準備をしたと。

「はい。僕は理数系が比較的得意なんで、そちらはあまり問題はありませんでした。英語もまあ問題なし。数学は模試で全国1位になるぐらい自信があったんで、学校の先生にいろんな質問をしたり、自分なりの考えを言ってみたりしたんですけど、僕が満足するような答えを返してくれる先生はいませんでした。でも、塾長の名城先生は僕の期待以上に数学的な欲求を満たしてくれました。数学に関しては、1年生の時から数Ⅲの教科書を自分で買って、Ⅰ・A、Ⅱ・Bと並行してやってたんです。でも、やっぱりわからないところが出てくるんです。学校の先生に質問しても「次までに考えておきます」とか「今忙しいから」とかいって逃げられちゃう。そういうときにはとにかく名城先生の所に行って質問して。まあ、ここまで深い話に応えてくれる先生はなかなかいないですよね。僕の『数学欲』みたいなものは、この塾で満たされていました。高校にもすごくいい先生はいたんですけどね。直接習う機会は少なかったんですけど、物理のH先生とか、素晴らしい授業をなさると思います。でも、僕は物理は自分で勉強しただけでも充分だったんで。」

―では、数学以外に勉強で苦労したことはなかったんですか?

「いや、それはありました。問題があったのは国語ですね。国語の偏差値は高校3年生になっても40台をウロウロしてました(笑)。

―40台(笑)。そういう生徒は東大受けないですよね(笑)。

「そうですね(笑)。正直ヤバイと思いました。自分なりに参考書や問題集を買ってやってみたんですけど、手ごたえがなくて(笑)。もちろん解説を読めば言ってることは納得できるんですけど、言葉がはいってこないというか。『ふーん』て感じで。」

―あ、『ふーん』ね(笑)。 『なるほど』じゃないんだ(笑)。

「そうです(笑)。だから勉強しててもピンとこなくて。つまんないから頭に入らない。頭に入らないから成績も上がらない。」

―絵にかいたような悪循環(笑)。

「いや、ほんとに(笑)。で、夏ぐらいに名城先生に『東大に本気で入りたいなら、ヌルイことダラダラやってねーで、とっとと国語の個別授業を受けて鍛えなおせ!』って、アドバイス?というか、お叱りをいただきまして(笑)。で、英数のクラス授業を受講しながら、国語の個別授業を受け始めました。」

真の「先を見据えた授業」とは

―国語の個別を受けてみてどうでした?

「すごく大変でした。駆け込んだ時期も時期だったんで、先生が用意したのは東大の過去問が中心でした。それを使って徹底的に読解と記述対策をやったんですけど、最初の授業の予習では、大問を1つ解くのに100分以上かかっちゃって。本番だったらこれだけでテスト時間が終わっちゃうじゃないですか(笑)。」

―そうだね(笑) どうやって時間を短縮していったの?

「まずは文章を読むところから時間を短縮していくわけなんですけど、これも結局は名城塾で中学生の時に教わったことをそのまま実践するだけでした。先生に『中学ん時に教えただろーが!!』って言われたんですけど、高校3年間のうちにすっかり抜けちゃってて(笑)。大学入試といっても、物事の表現の仕方や使われている言葉が難しくなっただけで、文章の論理構造は変わらない。だから要は、その構造を見抜く目を養っていけばいいんです。それは高校受験の時に一度習ってたんで、個別授業を受けているうちにその感覚を身に付けることができました。記述解答の作り方もやっぱり結局は中学生のときに習った方法がベースにあって、それに磨きをかけていくみたいな感じで。僕の作った記述解答を毎回先生に添削してもらって、その精度を高めていきました。『先を見据えた授業』ってよく言いますけど、それって単に高校の内容を先取りすることとは全く違う。高校に入学しても通用する『考え方』を身に付けることが『先を見据える』ってことなんですよね。大学入試を経験してそれを強く実感しました。そういう意味で、名城塾はホントに先を見据えてるんだと思います。」

―間に合ってよかったね。

「でも夏からでも間に合ったのは、やっぱり中学生の時から名城塾で習ってたってのが大きいと思いますね。名城塾は大学受験対策講座担当の先生が高校受験の対策講座も一貫して担当していますよね。それが大学受験にかなり影響してると思うんです。先生の伝えたいイメージが、結局は全て中学生の時に習った例題の延長線上にあるんで。言い換えれば、名城塾の先生方は、大学入試に必要な考え方や発想方法を前もって中学の時から僕らにたたき込んでる。これって、高校受験までがメインの塾では絶対できない教え方だと思うんですよ。よく、『高校に入ってから伸びなくなった』っていうのは、『高校受験までしか通用しないやり方だったから』だろうって。そう思います。だから、中学生の時から「ちゃんとした授業」を受けることが大事ですね。「ちゃんと」っていうのは説明が難しいけれど、これはいろんな授業を受けて比べてみて、「質の違い」を感じるしかない。でも比べても名城塾の「質」を理解できないっていう人は、まあそういう人ってことで(笑)。それから、『難しい問題を数多く』っていうのではなくて、その前に『先につながる良問を厳選して』やるべきだと思います。結局、定着には絶対的な量をこなす必要はあるんですけど、でもやっぱり「質より量」はダメ。やるんなら「質かつ量」でないと。名城塾は先生が選んだ問題を集めたオリジナルテキストなんで、その辺は信頼してました。」

「代ゼミ」という選択肢

―宗形君は「代ゼミ」も受講してたけど。

「はい。正直、映像授業ということで最初は抵抗があったんですが、教えている先生が代ゼミでもトップの先生なんで、すごくわかりやすかったです。」

―どんな講座が良かったですか?

「入試前に受けた『大学別過去問演習講座』ですかね。過去問を使った解説講義で、自分の作った解答を添削までしてもらえる講座です。映像授業っていうと、一方的に見るだけっていうイメージでしたけど、ここまでしてくれるのかって驚きました。代ゼミのサテラインは時間に束縛されないんで、受験生にとってはありがたい存在ですよね。受験前の総仕上げにも使えるし、長期的なスパンでの利用もできるし。それに、名城塾には大学受験のプロの先生がいるんで、代ゼミの質問にもその場で答えてくれますしね。

―そういえば、代ゼミの白本も持ってたよね?

「はい。今年は東大の物理の問題が的中したらしいんですが、僕ちょうどそこやってなかったんですよ(笑)。」

―何やってんの(笑)。合格したからいいけど(笑)。

これから受験を迎える皆さんへ

―最後に、これから受験を迎える生徒の皆さんへメッセージをお願いします。

「まず中学生ですけど、やっぱり塾選びって大事だと思います。単に目の前にある高校受験を乗り越えるだけなら、ものすごい生徒がたくさんいる大手チェーン店みたいな塾でもなんとかなると思います。正直、高校受験くらいなら入試の過去問を繰り返し解くだけで誰でも成績は上がるんで(笑)。友達が行ってるからとか、家から近いとかって、中学生にとっては結構大きかったりしますしね(笑)。でも、高校入学後にも成長し続けたいなら、名城塾が一番いいと思います。僕たちは大抵、中学の時に高校受験を通して『勉強の仕方』を身に付けます。その時、間違った勉強の仕方を教わったら悲劇ですよ。問題に向き合う先生の姿勢が、モロに中学生に影響を与えるんで。だからどの先生に師事するかは、その後の大学受験まで確実に大きく影響を及ぼします。高校入試専門で、『目の前の問題しか見えていない』って感じの先生にもしそのとき習っていたら、僕はここまでこれなかったと思います。大学入試まで視野に入れている生徒なら、やっぱり名城塾が1番だと思いますね。それから高校生。名城塾をうまく活用すべきです。役に立たない授業だと思ったら、学校の授業と違っていつでも受けるのやめられるんだし(笑)。質問とかも遠慮しないでガンガン持っていけばいいと思います。名城塾の先生は、学校の問題でも自分の使っている参考書でもなんでも質問に答えてくれますよ(笑)。問題について悩むことは必要ですけど、いつまでも一人で答えを模索していても始まらないですし。先生の一言でパーっと目の前に進むべき道が現れることがあります。これを利用しない手はない!僕は勉強していて、どっちの方向へ展開させていったらいいのか悩むことがありました。『この道を進んで行って、ホントに頂上にたどり着くのかな?』みたいな。でも名城塾の先生はもうすでに山の頂上に上りつめている。下から僕たちが苦労して登ってくる姿が見えているんです。だから、いわゆる急傾斜や難所と呼ばれる地点もわかってる。もちろん、それをどうやったら乗り越えられるのかも知っている。だったら、『どっちに進めばいいんですか?』って、素直に聞いた方が早いですよね。……ただ、まだそんなに高いところに登ってない先生に聞いちゃうと、全体が見渡せてないから間違ったルートを教えちゃう。とりあえず俺はこう進んできたよって。経験の浅い先生はそうですよね。その点、名城塾の先生は受験のエベレストを何度も登頂成功させてますんで(笑)。安心して道を尋ねることができました。だから、皆さんも名城塾の先生を信じて、自分の進むべき道を照らしてもらえばいい。あとはもちろん、何よりも自分で努力をすることですね。がんばってください!

―ありがとうございました。